柊家に公式のドレスコードはない。到着時はきれいめカジュアル、部屋に入ったら浴衣。これだけ覚えておけばいい。
京都御三家のひとつであり、玄関には「来者如帰」(来る者帰るが如し)の額が掲げられているが、服装で構える必要はない。男性ならネイビーのポロシャツにチノパン、女性ならブラウスにパンツかワンピース程度で十分だ。ただし柊家には「片泊まり」という選択肢がある。夕食を宿で取らず、京都の料亭やレストランで食べて戻る使い方だ。この場合、外食先のドレスコードが追加で必要になる。
柊家の「服装ルール」を整理する
公式のドレスコード:なし。公式サイト(hiiragiya.co.jp)のFAQにも、予約サイトにも、服装に関する指定はない。
1818年創業で200年超の歴史がある老舗旅館だが、柊家の精神は「来者如帰」。自分の家に帰ってきたかのように、くつろいでほしいという意味だ。「カジュアルでいい」と「何でもいい」はイコールではない。ビーチサンダルやタンクトップのような服装は避け、ニットポロやブラウスなど清潔感のある服で行きたい。
片泊まりプランを選ぶ人の服装注意点
柊家では一泊朝食のみプラン(片泊まり)の販売実績がある(2025年夏季限定プランとして確認。通年販売かどうかは予約時に確認を)。夕食を宿の外で取り、朝食だけ柊家で食べるスタイルで、京都の料亭や割烹を自分で選びたい人、連泊で夕食に変化をつけたい人に向いている。
片泊まりの場合、柊家での服装に加えて外食先のジャンルによって服装の準備が変わる。ここが1泊2食との大きな違いだ。
料亭・割烹の場合
京都の料亭・割烹の多くは個室で、ドレスコードを明記しているところは少ない。柊家への到着時レベルの服装であれば、そのまま通用する場面が多い(編集部の目安)。外食先のドレスコードは店ごとに異なるため、予約時に確認を。
フレンチ・イタリアンの場合
店舗のドレスコードに従う。スマートカジュアルを求める店もあるため、男性はジャケットを1枚持参しておくと対応しやすい(編集部の目安)。
到着時の服でそのまま行けるか?
外食先を先に決めてから服装を逆算するのが合理的だ。外食先のドレスコードは店ごとに異なるため、予約時に確認を。
なお、到着後に浴衣でくつろいでから外出する場合は、到着時の服に着替え直すことになる。シワになりにくい素材を選んでおくと実用的だ。
場面別|服装ガイド
到着〜チェックイン(玄関→部屋)
柊家は京都の麩屋町通沿い、俵屋旅館の真向かいに位置する。地下鉄京都市役所前駅から徒歩5分、烏丸御池駅から徒歩7分。到着すると玄関で出迎えられ、仲居が部屋まで案内してくれる。
この「到着〜館内案内〜部屋に入るまで」が、私服で過ごす時間。
男性ならニットポロやオックスフォードシャツ+濃色チノパン、女性ならブラウス+パンツまたはワンピース。ジャケットは不要。200年超の歴史がある宿だが、求められるのはフォーマルではなく清潔感だ。
チェックイン後〜滞在中(部屋・ライブラリー・貸切風呂)
部屋に入ると柊の葉模様の浴衣が用意されている。湯呑や飯茶碗にまで柊の模様がさりげなくついている、この宿を象徴するモチーフだ。
館内は浴衣でくつろぐ宿。藤の間ライブラリー(宿泊者専用)も貸切風呂(総漆塗りの浴室とステンドグラスの浴室、高野槇の浴槽、15:00〜翌9:00、1回60分、無料 ※利用条件は変更の場合あり)も浴衣のまま利用できる。
夕食・朝食
柊家の食事は基本的に部屋出し。季節の京懐石が1品ずつ運ばれる。朝食は和食(土鍋ご飯、京の湯豆腐、自家製漬物)または洋食を選べる。
部屋食なので他の客と同席することはない。浴衣のまま食事をするのが自然な流れだが、食事時の服装については気になる場合は宿に確認を。足腰に不安がある場合はテーブル席の用意もある。広間でのテーブル食も相談可能。いずれの場合も浴衣のままで構わない。
チェックアウト・出発時
到着時の服に着替えて出発。チェックアウトは11:00。朝食後に貸切風呂でゆっくり過ごす時間はある。
男性の服装|到着時の選び方
推奨:ニットポロやオックスフォードシャツ+濃色チノパンまたはウールスラックス+革靴またはレザースニーカー。肌触りの良い素材を選ぶと数寄屋造りの落ち着いた館内になじみやすい。
避けた方がいいもの:ビーチサンダル、タンクトップ、膝上のハーフパンツ、ジャージ。
デニムは?
ダークデニムにニットポロやシャツなら許容される印象(編集部の目安)。京都観光の延長で到着するケースが多いので、きれいなデニムは合理的な選択。
スニーカーは?
レザースニーカーなら差し支えない印象(編集部の目安)。京都は歩く街なので、観光と到着を兼ねた足元で構わない。
女性の服装|到着時の選び方
推奨:ブラウス+パンツまたはスカート、もしくはワンピース。フラットシューズまたはローヒール。シルク混の素材やネイビー・ベージュなど落ち着いた色味を選ぶと、木造の館内によく映える。
数寄屋造りの館内では、派手な色や大きなロゴよりも、無地や控えめな柄のほうがなじみやすい。
着物での来館も歓迎される。到着後は浴衣に着替えるのが自然な流れだが、着物は「京都の宿に着いた瞬間」を彩る装いとして楽しめる。
俵屋旅館との違い|同じ通り、異なる使い方
柊家と俵屋旅館は麩屋町通を挟んだ真向かいに建つ。どちらも京都御三家、どちらもドレスコードはない。到着時はきれいめカジュアル、館内は浴衣。服装の基本構造は同じ。
異なるのは「使い方の選択肢」。俵屋は公式サイトがなく、電話かJTBのみの予約。1泊2食が基本とされている。柊家は公式サイトがあり、一休.comやJTBからネット予約可能で、片泊まりプラン(朝食のみ、チェックイン24時まで)がある。
つまり、服装の観点では柊家の方が「考えるべき変数」が一つ多い。片泊まりを選ぶ場合、外食先のドレスコードが加わる。
子連れ・ファミリーの利用について
柊家は年齢制限を特に設けていない。公式FAQでは「年齢制限は特に設けておりません」とあり、一部子どもも宿泊できる部屋がある(要事前相談)。
子どもが宿泊できる部屋には限りがあるため、事前に相談が必要。なお、公式FAQでは子ども用の寝巻き・浴衣はないと案内されているため、必要に応じて持参を。服装に特別なルールはなく、到着時は清潔感のある格好であれば差し支えない。
よくある誤解と注意点
「御三家の旅館だからスーツが必要」
→ 不要。柊家の精神は「わが家に帰るように」。かしこまった服装はむしろ宿の趣旨に合わない。
「駐車場はある?」
→ 公式FAQでは「玄関までお車でお越しください。チェックインからチェックアウト(15:00〜11:00)までお預かりいたします」と案内されている。車の場合は予約時に伝えておくと安心。
「食事なしで泊まれる?」
→ 一泊朝食のみプランの販売実績はある(2025年夏季限定プランとして確認)。通年での食事なしプランについては現在の販売状況を予約時に確認してほしい。
失敗しない服装の選び方|まとめ
柊家にドレスコードはない。使い方で準備が変わるだけだ。
1泊2食:到着時にきれいめカジュアルを着ていれば、あとは浴衣でくつろげる。
片泊まり:到着時の服+外食先のドレスコード。外食先の規定は予約時に確認を。ジャケットを1枚持参しておくと安心(編集部の目安)。
男性|迷ったらこれ
京都の街歩きができる服装+歩きやすい靴。館内では浴衣に着替えるため、到着・出発時の服だけ意識する。
女性|迷ったらこれ
シンプルなニット+スカートまたはパンツ+フラットシューズ。シワになりにくい素材が便利。
柊家旅館の基本情報
| 正式名称 | 柊家旅館(ひいらぎや) |
| 住所 | 〒604-8094 京都府京都市中京区麩屋町姉小路上ル中白山町 |
| アクセス | 地下鉄京都市役所前駅から徒歩約5分、烏丸御池駅から徒歩約7分 |
| 車の場合 | 名神京都東ICから約20分。玄関まで乗り入れ可、滞在中預かり(15:00〜11:00) |
| 創業 | 1818年(文政元年、200年超) |
| 客室数 | 24室(旧館17室+新館7室) |
| 建物 | 旧館=数寄屋造り木造2階建(国登録有形文化財)、新館=2006年竣工・鉄筋3階建 |
| 料金 | 1泊2食付 80,300円〜(2名1室の1名あたり、税サ込)。素泊まり66,000円〜 |
| チェックイン/アウト | 15:00 / 11:00(片泊まりプランは24:00まで) |
| 食事 | 夕食は部屋出し(京懐石)。朝食は和食(湯豆腐・土鍋ご飯)or洋食。一泊朝食のみプランの販売実績あり(販売状況は要確認) |
| 風呂 | 各室に高野槇の浴槽。貸切風呂2か所(総漆塗り/ステンドグラス)。無料、15:00〜翌9:00、1回60分 |
| 館内施設 | 藤の間ライブラリー、竹の間、絹の間、広間 |
| 文化財 | 国登録有形文化財(本館・塀) |
| 年齢制限 | なし(一部子ども宿泊可の部屋あり、要事前相談。子ども用寝巻き・浴衣はなし) |
| 予約方法 | 公式サイト(hiiragiya.co.jp)、一休.com、JTB、電話 |
| ドレスコード | なし(館内は柊模様の浴衣が基本スタイル) |
| 公式サイト | hiiragiya.co.jp |
※料金・営業内容は変更される場合があります。最新情報は公式サイトまたはお電話でご確認ください。


